「人材紹介会社向けの業務基幹システム「CareerPlus2」を提供し、人材業界の業務推進をサポートしてきた株式会社ブレイン・ラボ様。
今回は、高機能なシステムと比較して、クルメルをお選びいただいたその理由を、詳しくお伺いしてきました。
- まずは、クルメルと連携いただいている「CareerPlus2」についてご紹介いただけますでしょうか。
弊社の提供する「CareerPlus2」は、人材紹介会社に特化した、業務基幹システムです。求職者と採用企業それぞれのデータ管理、採用状況の進捗管理(誰が何次面接まで進んでいるか)など、いわゆる「就職サイト」の裏側のシステムですね、それを提供しています。
クラウドで提供することで低価格を実現し、大企業から小規模の会社まで、規模を問わず様々な就職サイトでご利用いただいております。
- クルメルをご導入いただいたきっかけは、どういったものですか?
もともと、CareerPlus2にはメール配信機能がついていたのですが、一回の配信数に制限がありました。しかし、ユーザからの「もっとたくさんの方に一度にメール配信したい」というニーズが非常に多くなってきたことを受け、CareerPlus2と大量配信が可能なメール配信システムとの連携を検討しました。
ニーズが高まった背景として、景気が上向いてきたことに伴う、採用ニーズの増加があります。現在は、採用企業が多く、求職者が不足している状況なので、過去の求職者の掘りおこしというのが、とても重要になってきているようです。
- CareerPlus2のなかで、クルメルはどのように利用されていますか?
CareerPlus2のユーザは、CareerPlus2の管理画面でメールを作成し、配信ボタンを押すと、API連携しているクルメルを経由して、大量のメールが一斉に配信できるようになっています。
- ちなみに、掘りおこしメールってどれくらい効果があるんですか?
掘りおこしメールがきっかけで、再度面談を申し込んでくださる求職者の方は、全体の約1%弱です。しかし、母数が多いこともあり、案件数(面談数)を増やすという意味では、かなり成果の出やすい施策です。
ユーザ企業の利用状況を見ると、メール配信の対象として、新卒者(学生)向けの情報配信が最も多いです。学生さんは、さまざまな就職サイトを利用しているので、「お役立ち情報」を頻繁に配信することで、そのサイトへの信頼感を高めてもらうわけです。
学生さんは、実際に企業で働くイメージや就職に関する情報が不足しがちなので、細かな情報提供により、サイトの利用を活性化することができます。
配信の頻度やメールの内容は様々ですが、あまり頻繁になると求職者の方に嫌われてしまう可能性もあります。弊社は、多くの人材紹介会社様のコンサルティングをしてきた実績があるので、そういったメールの運用アドバイスなども行っています。
- 「クルメル」のほかにも、API連携ができるメール配信システムがありますが、導入の決め手はなんでしたか?
メール配信システムの導入に際して、クルメルの他にもいくつかのシステムを検討しました。そのうち、API連携ができるメール配信システムのなかではコストが低かったこと、営業担当の方はじめ、導入までの対応がスムーズで、企業間の取引として非常に安心できたことの2点です。
- 今後、拡充していきたい機能などはありますか?
クルメルには、「配信結果」「URLクリック」などの効果測定機能があり、もちろんAPI連携でシステムに戻すことができますよね。今はそういったデータをユーザが見ることはできないのですが、いずれは、CareerPlus2の管理画面で測定データを閲覧、活用できるようにしていきたいと思っています。